オイカワムツ(交雑種) Opsariichthys platypus × Candidia temminckii
コイ科ダニオ亜科オイカワ属 オイカワ × カワムツ

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オイカワ×カワムツ(交雑種)

【交雑種の説明】 オイカワとカワムツの交雑種。たまに見られる。
【生息場所】 オイカワ、カワムツの双方が生息している場所。従って河川中流部や用水路などに生息する。
【外観・生活】 外観はオイカワとカワムツの中間的特徴が見られるが、ある程度のバリエーションがあるようだ。 トップ写真は全長13cmで冬に捕れた個体だ。パッと見た目ではオイカワだが、特に顔つきが違う。オイカワに特徴的な体側の模様も見られない。 同定に使われる鱗やひれに関して定量的に数えると、側線上方横列鱗数=10、側線鱗数=47程度、尻びれ軟条数=9。 側線上方横列鱗数及び側線鱗数の点からはカワムツ、尻びれ軟条数からはオイカワとなる。 ちょっと顔つきが違うけど、外観からザクッと言うと「鱗の細かいオイカワ(交雑種)」。
【捕る】 釣りあるいはタモ網など。
【その他情報】 本交雑種の他に、オイムツ(オイカワ×ヌマムツの交雑種)がある。しばしば本混交雑種も含めてオイムツと呼ばれる。
【コメント】 交雑個体は、捕れたときにその場で違和感を覚える場合もあるし、自宅で写真を整理しているときに、何か違うと感じる場合もある。 私のように趣味で撮影していると、フィールドではどうしても特徴的な個体やちょっと変わった個体を撮るので、 案外自宅に帰ってから「これって・・・」と思うことも多い。 多くの個体を見ていないと、違和感や何となくの違いはわからないだろうが、いずれにせよ、いろんな角度から観察することが大事だろう。 スタイル、顔つき、体色、鱗の感じ、ひれの軟条数、生息地など、手がかりとなるものをきちんと探っていけば、 必ずその子の両親を高い確率で推定することができるはずだ。

トップ写真と同個体。 冬に捕れた。斜めから見ると顔つきがオイカワとは違う。ムツの雰囲気が漂う。

冬のカワムツ(比較)。 上と同じようなアングルの写真を選んでみた。面の雰囲気が似ている。

冬のオイカワ(比較)。 トップ写真の体全体のシルエットはオイカワに似ている。

※同定は 日本淡水魚類愛護会の西村さんにご協力頂きました。感謝です。

last modified:2016/1/2
created:2012/1/7

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