タウナギ Monopterus albus ~田んぼに穴をあける嫌われ者~
タウナギ科タウナギ属

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タウナギ

【生態】 生息地、個体数ともに多く、田んぼ周辺の用水路でよく見かける。奈良で生まれ育った私にとってはなじみのある魚だ。 褐色でひれもなく、まるで蛇のような体つきは、本当にこれが魚なのかと疑ってしまうほど。 幼魚は赤茶色でまるでミミズに小さな目を付けたのような風貌で、 全長30cm程度までは雌だが、50cm程度で雄に変わるという驚きの性転換技の持ち主。 空気呼吸ができるため、体が湿っていれば長時間水の外に出しておいても生きているタフなやつだ。 田園地帯の用水路をのぞきながら歩いていると、褐色の本種がニョロニョロしているのが見られ、逃げ足も早くないのでタモ網などで簡単に捕ることができる。 小魚や水生昆虫などを食べる肉食性で、過去には釣りで捕れたこともある。ヌルヌルの体でクネクネして針外しがとても大変だった。
【移入の経緯と現状】 朝鮮半島から1900年前後に奈良県に持ち込まれたそうだ。 田んぼに穴を開け水を流すことからお百姓さんからは嫌われており、見つけられるとすぐに脇の道に捨てられる。 今でも田園地帯のアスファルト上でカピカピに乾いて死んでいる姿をよく見かる。 アジアでは食用にされるらしいが、うまいのだろうか・・・ この手の風貌の生き物なので、何となくスタミナは付きそうだけど。

大阪府郊外の河川で捕れた 全長24cmの個体。ヌルヌルした感触が周りにいた子供達に大受けだった。 外来種であっても子供達が魚や水辺に関心を寄せるきっかけとなればせめてものすくいだ。

全長15cmに満たない個体。 用水路の脇をゆっくりと移動していたのでタモ網でひとすくい。奈良盆地では用水路を眺めながら歩いていると結構な頻度で本種と出会う。

真上から見るとこんな感じ。 首から尾にかけて数本の黒色の筋模様が走る。

奈良県内の田んぼの脇の用水路で。 ひれがなく、まるで水中にいるヘビだ。でもヘビとは異なり逃げるのがすばしっこくないので簡単に捕まることができる。

陸にあげるとますますヘビだ。

5cmほどの幼魚。 よく見ると小さな目が確認できるが、まるでミミズのようだ。

全長20cm程度の個体を正面から。 水面から口を出して空気を吸う仕草をよく見せる。

last modified:2014/6/6
created:2012/1/7

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