魚捕りのルール
魚捕りでは守るべきルールがあります。
川や池は自然のものだからといって、いつでもどこでも自由勝手に好きなだけ魚を捕って良いわけではありません。
ルールの一つ目は「規則・法令」です。
自治体や河川ごとに定められた漁業調整規則、遊漁規則などがあります。また範囲が全国に及ぶ漁種指定の法令があります。
そして二つ目は「モラル」です。
捕り過ぎない、環境を破壊しない、放流しないなど、魚捕りや生き物を扱う上で是非守って欲しい倫理的な項目や配慮して欲しい事項です。
希少種や外来種、また漁業権の問題からこれらのルールは今後ますます重要となるのではないでしょうか。
漁業調整規則・遊漁規則
自治体や河川ごとに内水面漁業調整規則や遊漁規則などたくさんのルールが定められています。
採捕場所の自治体における河川の規則を把握し、それらを遵守して魚捕りをしましょう。
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魚種指定の法令
魚種の中には、捕獲や採取、運搬や飼育、放流等が法令で禁止されているものがあります。
法令で定められている種は、希少種と外来種の2つに大きく分けることができます。
希少種については「保護」が、外来種については「定着・拡散させない」ことが、基本的な考えとなっているようです。
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守って欲しいモラル
規則や法令さえ守れば水辺で何をやっても良い訳ではありません。
そこで生活している生き物や周辺の環境に配慮すべき大変重要なモラルがあります。
地域の人たちに誤解や不快感を与えないための配慮も必要です。
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●遊漁の手帳、滋賀県農政水産部水産課、2012年
●渡辺、図説川と魚の博物誌、河出書房新社、1999年
●中島他、「魚つかみ」を楽しむ、新評論、2011年
●瀬能他、日本の外来魚ガイド、文一総合出版、2008年
● 日本淡水魚類愛護会