その他の生き物

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タイコウチがたくさん捕れた 水辺では魚以外にもたくさんの生き物に出会います。彼らも水辺の生態系を構成する重要なメンバーです。 ここではそれらのうち、よく見られる代表的な種類を紹介します。
右の写真は、農業用水路で捕れたタイコウチという水生昆虫です。水の中を泳ぐ姿が、まるで太鼓を叩いているように見えます。 たくさんいるところもありますが、やはり限られた場所でしか見ることができません。 普段あまり注目されることのない生き物ですが、このような生き物たちが生息できる環境がいつまでもあればいいなあと思います。
※ここで紹介する内容や写真は随時更新中です。

エビの仲間

エビ 食べたらうまそう。ミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビ、ミゾレヌマエビ、ヌマエビ、スジエビ、 テナガエビ類、ヨシエビなどと、外来種であるアメリカザリガニ。

カニの仲間

カニ 沢で見られるサワガニ、フサフサの毛が自慢のモクズガニ、汽水へ行くとクロベンケイガニやケフサイソガニ。 干潟に行くとカニたちがハサミを振り上げてダンシング、ハクセンシオマネキ、コメツキガニ、チゴガニ、ヤマトオサガニ、ガザミなど。

カメの仲間

カメ イシガメ、スッポンといった在来種、実は在来種ではなかったことがわかったクサガメ、 今やどこにでもいる国外外来種のミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)とアカハラガメ。

カエル・サンショウウオの仲間

カエル カエルは子供の良き遊び相手だ。アマガエル、トノサマガエル、ダルマガエル、ヌマガエル、ツチガエル、シュレーゲルアオガエル、ニホンアカガエル、 初夏の清流で美しい鳴き声を響かせるカジカガエル、特定外来生物に指定されているウシガエルなどのカエル類の他に、 サンショウウオの仲間も紹介。番外として、水辺で見られるヘビもいくつか。

水生昆虫の仲間

水性昆虫 まるで宇宙人だ。 ミズカマキリ、タイコウチ、コオイムシ、タガメ、マツモムシ、アメンボ、ミズスマシ、ヤゴ、ガムシ、ゲンゴロウの仲間、 カゲロウ、カワゲラ、トビケラ、ヘビトンボの幼虫など。

淡水二枚貝の仲間

二枚貝 淡水二枚貝はずいぶん減ってしまいました。イシガイ、タテボシガイ、オグラヌマガイ、タガイ、ヌマガイ、マツカサガイ、ニセマツカサガイ、カタハガイ、 オバエボシガイ、ササノハガイ、ヤマトシジミと、国外外来種のカワヒバリガイ。

巻き貝の仲間

巻き貝 くるくるした形がとっても可愛い。ヒメタニシ、マルタニシ、オオタニシ、カワニナ、チリメンカワニナ、モノアラガイ、イシマキガイと、 国外外来種であるスクミリンゴガイ。

昆虫の仲間

バッタ 特に春から秋の河川敷や小川の草むらに目をやれば昆虫がたくさん。トンボ、バッタ、チョウ、カゲロウ、甲虫の仲間。番外としてクモ。

その他

その他(カブトエビ) イモリ、ハリガネムシ、鰓脚類(カブトエビ、ホウネンエビ、カイエビ)、ヨコエビ

<参考・引用ソース>
以下の文献やサイトから多くのことを学ばせて頂いています。多謝!
●内山、田んぼの生き物図鑑、山と渓谷社、2005年
●水辺の生き物 川と池、エムピージェー、2004年
●内山、水に棲むものたちの物語、Basilico、2010年
●豊田、日本産淡水性・汽水性 エビ・カニ図鑑、緑書房、2019年
●松浦他、日本のカメ・トカゲ・ヘビ、山と渓谷社、2007年
●松橋他、山渓ハンディ図鑑、日本のカエル+サンショウウオ類、山と渓谷社、2002年
●都築他、水生昆虫完全飼育・繁殖マニュアル、データハウス、2003年
●紀平他、日本産淡水貝類図鑑①琵琶湖・淀川産の淡水貝類、ピーシーズ、2009年
●増田他、日本産淡水貝類図鑑②汽水域を含む全国の淡水貝類、ピーシーズ、2010年
●佐久間他、外来水生生物事典、柏書房、2005年
●内山、今絶滅の恐れがある水辺の生き物たち、山と渓谷社、2007年
●大阪市自然史博物館、第35回特別展「大和川の自然」解説書、2006年
●大阪市自然史博物館、第41回特別展「みんなでつくる淀川大図鑑」解説書、2010年
●刈田、水生生物ハンドブック改訂版、文一総合出版、2006年
●山崎、淡水産エビ・カニハンドブック、文一総合出版、2008年
●西野、滋賀の水生動物、図解ハンドブック、新学社、1996年
●谷田、滋賀の水生昆虫 図解ハンドブック、新学社、1991年
●大阪府の蝶、大阪昆虫同好会、2005年
●川魚入門、マリン企画、2001年
●川と湖の生き物の飼い方、ピーシーズ、2001年
●川の生きもの図鑑、南方新社、2002年
●水辺の生き物 川と池、マリン企画、2004年
●秋山他、川魚飼育のすべて、エムピージェー、2011年
●望月、図説魚と貝の事典、柏書房、2005年
●浅間他、水辺の生き物、全国農村教育協会、2013年
●三浦、干潟の生きもの図鑑、南方新社、2008年
●干潟ウォッチングフィールドガイド、誠文堂新光社、2007年
大阪府立環境農林水産総合研究所・水生生物センター
番匠おさかな館の図鑑
日本産イシガイ類図鑑
侵入生物データベース、国立環境研究所

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